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『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』読んでみた【必読】

 

今のこのご時世、新型コロナウイルスの影響で世界的に大不況となっています。

「出社して仕事するのが当たり前」という価値観が少しずつ変わっていこうとしています。

少し前にフリーランスをしている知り合いに勧められた本があって、

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』というタイトルなのですが、

こちらが中々僕のハートにぶっ刺さりまして、

かなり面白い本だったのでご紹介したいなと思います。

言うてレビューなんて初めてなので上手く伝えられなかったらごめんなさい。

 

タイトルというか本のテーマ的にちょっと難しい本なんじゃないかって思う人もいるかもですが、

所々にわかりやすい図があったり、著者が35歳くらいに出した本って事もあってか、

あまり本読まない人でも読みやすくてスラスラ読めちゃうと思います。

読む人の境遇や立ち位置で捉え方も変わるとは思うんですが、

個人的には下記にあてはまる人は絶対読んでおいて損はない一冊です。

 

  • 前より収入が増えたのに、変わらずカツカツな毎日を過ごしている
  • 就活を控えている、現在就活をしている
  • 職場と家の往復になって家は寝るためだけに帰っている

特にこれから社会に出ようとしている学生さんにとって必読書なんじゃないかなと思いました。

学校では絶対に教えてくれない、給料の決まり方と資本主義の構造をわかりやすく解説されていて、

10代〜20代前半のうちに出会いたかったと思えた本でした。

本書の大まかなテーマ

著者は大学時代に経済学の古典書でもある、

マルクスの「資本論」と、

世界的なベストセラーとなったロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」と出会ったと言ってます。

両方とも読んだことあるって人なら何となくわかるかもしれませんが、

  • 資本論・・・資本主義経済の中では労働者は搾取され続けるから共産主義に移行しよー!
  • 金持ち父さん・・・労働と時間を切り売りしないで投資して不労所得を得ようぜー!

超ざっくりこんな感じの内容になっていて、

分析を重ねた結果、最初は対照的にも思えたけど、
「この2冊って主張の前提は同じやん!」と考えたと冒頭で話しています。

それに基づいて話が進んでいくのですが、

資本主義経済の中で、必然的に、当たり前のように置かれている労働者の状況に対し、

そこを深堀りして理解を深めることで「ラットレース」から抜け出せるし、

転職して環境を変えようとしたって根本となる社会の仕組みを理解してなければ、

結局また同じしんどい労働を繰り返しちゃうんだよーってことをわかりやすく解説されてます。

ポイント

仕事関連の悩みは会社とか仕事に対して、ではなく資本主義経済そのものに問題がある。

ちなみにラットレースって言うのは、

ハムスターが回し車の中で走るように、どれだけ走っても、働いても一向に前に進まない、お金がたまらないって言う事です。

 

こちらの「金持ち父さん貧乏父さん」は超有名ですよね。

僕は昔マルチの勧誘を受けた時にこの本の話をされ、第一印象最悪でした(笑)

でも実際に読んでみるとお金を稼いでいる人のマインドやその仕組みがわかりやすく書いてあります。

普通に生きてれば気づかない、考えつかないようなことも書いてあり、

影響力がすごく高い本なので、まぁ確かにマルチの人が勧誘する際の切り札にしたい気持ちもよくわかります(笑)

実際すごくタメになっていい本なのでちゃんとフラットな気持ちで手に取れば一読の価値は大いにあります。

 

ちなみに余談ですが、マルクスの「資本論」ですが原書は引くぐらいわかりにくく、
難しい翻訳で結構有名らしく、実際僕自身も秒で気絶しそうになりました。

本当嫌がらせとしか思えないくらいレベル高いのですが、
池上彰さんのこちらの著書はかなりわかりやすいので、
正直こっちだけ見れば「資本論」とは何かは全然理解できると思います。

給料の決まり方

まずこの本では「会社から給料ってどうやって決まってるか知ってる?考えた事ある?」

って所から話が広がっていきます。

うわ、何も考えないで何となくそれが相場でしょって決めつけてた

こんな感じで割と無意識に給料日を待ち遠しく感じてる人もいるかもしれないですが、

ポイント

  1. 固定給制
  2. フルコミッション制(完全歩合)

基本日本ではこの2パターンのどちらかで給料ってもらえますよね。

業務委託とか外資系企業とかでない限りではほぼ①の固定給じゃないかなと思います。

フルコミッションだと自分がやった分が給料に反映されますが、
「固定給はどういう基準で金額が決まってるのか」って所にこの本の本質がありまして、

こちらでは『固定給=必要経費方式』っていう風に言ってます。

必要経費方式ってなんなん??

 

ここで言う必要経費っていうのは、

明日も同じように働くために必要な経費を給料として渡すよ〜って事です。

もうちょい噛み砕くと、

毎日働くためには、ご飯を食べないといけないので食費がかかり、

寝る場所も必要なので家賃とか、光熱費もかかりますし、

出社するためには服を着ないといけないのでその費用もそう、

たまには飲みに行ったりして気晴らししないとストレス溜まるから交際費などなど、

生きていくには最低限お金がかかりますよね。

それらの積み上げが「必要経費」と言う事で僕らが貰う「お給料」となっているって事です。

もっと言うと、いくら会社に利益をもたらしても給料は変わらないんです。

多少はプラスαでインセンティブがついても、
2倍の成果出したからといって2倍の給料になるってことはないですよね。

日本ではゴリゴリの年功序列社会ですが、これも不満に思う若者もいるかもしれませんが、

資本主義経済の中ではいたしかたないことなのです。

歳を重ねれば結婚して、育児して、子供が大学通いだしたりって必要な経費も増えるよね

そっか、そしたらおじさんの給料が高くなるのも納得だ!

  

僕自身もただ漠然と業種や職種で何となーく相場を決めつけていたので、

こんなカラクリがあったと知った時は中々に感銘を受けました。

「自己内利益」を増やした労働

こちらの本では、

「年収・昇進から得られる満足感 ー 必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)」

 

こんな感じで定義しています。

   

それはすなわちどゆこと...?

   

この方程式だけ見ると難しそうで蕁麻疹出ちゃいそうですが、

超ざっくり言うと、

結局いくらお金を稼ぐことが出来ても、

朝から晩まで休みなしで働いて、肉体を酷使して精神的に病んだりしたら、

割に合わないって感じて、それじゃ結局何も残らなくね?ということです。

まぁでも冷静に考えればそりゃそうだって話ですよね。

でも今の日本では残業することが美徳とする会社も多いですし、
社会に出ると必然とそんな状況に立たされちゃいます。

僕も一時期超絶ブラックな企業にいた時ありました。

休みは日曜だけで朝7時から早くても22時過ぎまで、しかも残業代なし(笑)

お金はまぁ悪くなかったけど秒で辞めましたね。

実際休日遊びに行く気にもならないし土曜の夜も疲れて真っ直ぐ帰宅でした。

というかもうみんな目が死んでましたね。
これ以上いたらいずれ同じ目つきになってしまうと恐怖を覚えました。

給料よくても全然満たされないし幸せに感じることはガチで皆無です。

大切なのは売り上げじゃなくて利益

例えば、会社を経営するとしたら、最も重要なのは利益ですよね。

利益=(売上ー原価(経費))

いくら売り上げをたたいても、原価(経費)が高かったら、

利益率も悪くなって手元にお金はあまり残りません。

この本の面白いなーと思うところはこの理論を個人に当てはめ考えることです。

これを「個人」に置き換えると先ほどの引用文のような方程式が出来上がります。

ポイント

「年収・昇進から得られる満足感 ー 必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)」=自己内利益

 

これもこの後解説しますが凄く腹に落ちて考えさせられました。

自己内利益というのは幸福指数みたいなイメージです。

損益分岐点はどんどん離れていく

損益分岐点っていうのは、

売上と経費が一致して釣り合いが取れる地点のことを言います。

当然ですけど損益分岐点を越えれば黒字だし、下回れば赤字ってことですね。

なので「売上を伸ばして、経費を減らす」に企業は全力投球してるわけなんですが、

悲しいことに広告費を多くすれば売上はあがるかもしれないけど、

その分広告費上がったからそんな潤ってないよねってことになりかねないのです。

要は損益分岐点がどんどん離れていくってことですね。

だからこれを個人に置き換えても同じことが言えます。

成果を出すには何らかのコスト(労力とか)を払う必要が出てくるので、

いくら高給でも、そこに行き着くまでの労力などのコストが莫大なら、

自己内利益となる幸福指数はあまり増えません。

実際僕も超絶お金がなかったとき、世界で最も過酷と言われるベーリング海のカニ漁を一瞬だけ検討しましたが、

ググると動画とか出てきますがあまりにも騒然すぎて秒で断念しました(笑)

こりゃいくら高収入で耐え切ったとしても代償がでかすぎるぞと。。。

 

確か2ヶ月で1500万くらい稼げるけど過酷すぎて死者も結構出るんだよね...

カニのありがたみがわかるよね。
甲殻類アレルギーだけど(笑)

高給を手にしてもすぐに慣れてしまう

そうやって頑張って、仮に給料を自分の中の大台に乗せることが出来たとしても、

人ってびっくりするくらいすぐその給料に慣れちゃうんですよね。

実際学生時代にアルバイトで5万円も稼いだらあんなに嬉しかったのに、

社会人になったら初任給で20万円もらっても嬉しいと感じません。

しかも、その後もそこに行き着くまでに費やし続けた労働力は残ります。

これが「ラットレース」にはまる本質の部分なのかもしれないですね。

自己内利益を増やす方法

じゃ自己内利益を増やすにはどうしたらいいの!?

 

それに対してはこのように書いてあります。

ポイント

  • 満足感を変えずに必要経費を下げる
  • 必要経費を変えずに満足感を上げる

まぁある意味めちゃくちゃシンプルな理屈かもしれないですがこれが全てです。

必要経費を下げる方法

1日通してギリギリ終わるような日々のタスクがあるとして、

日々試行錯誤して効率化を図って時間的な労力を削ることができても、

結局新しいタスクを振られちゃったりするので結果的に削減するのは難しいです。

しかもそういう何とかあみだした効率的に業務をこなす技は、

すぐ広まってしまってやがて「普通」になっちゃうんですよね。

うわーめっちゃ社会人あるあるだね〜

 

「労力」という部分は一旦置いといて、
「メンタル」にフォーカスすることで解決策をこの本では見出してます。

それが「世間相場よりもストレスを感じない仕事を選ぼう」ってことです。

でも注意しないといけないのは、

ただ単に「得意」とか「好き」を仕事にしよう!ではないです。

そりゃ多少は気も楽かもですが言うても仕事なので、

いくら好きでも趣味と同レベルまでにはならないんですよね、言うても仕事なので。

でも「面白い」とか「興味がある」だったらワンチャンありえるわけです。

「嫌なことがない仕事」と言うのは探しても中々見つかりませんが、

どうやって「楽しく」感じたり捉えられるかは自分次第だったりするわけです。

ちなみにこの本では、

基本的に本書では考えるヒントが一冊の中に散りばめられていますが、

そこまでガッツリ具体的な答えが書いてあるわけではありません。

でもそれで不完全燃焼になるって事は無く正しい考え方を学ぶ事が出来ますし、

人それぞれ資産と言うか、何を大事と思うかも違うのでそりゃそうですよねって感じです。

満足感を上げる方法

ここでいう「満足感」って言うのは「給料が上がる」、とか「役職が上がる」とかなのですが、

実際僕は過去に営業をやってた時がありまして、
毎日ひたすらノルマに届くように必死こいてジャンプしてたわけです。

今日は何とか達成できた、でも明日はまたゼロからだからまた1日ジャンプし続けなきゃ、の毎日です。

そうなると労力が日々えぐいことになるのでさっきの自己内利益は赤字みたいなもんです。

ただ、給料は労働力の価値がベースになっていると筆者は考えてます。

その価値を土台にして積み上げて、その土台から同じ高さでジャンプしたって、
さっきよりもっと高いところまで手が届きますよね。

ちなみにこの「価値」って言うのは、

それまでの「経験」とか「スキル」「知識」もそうだし「資格」なんてまさにそうです。

そういう過去の経歴も積み上げになるんです。

この積み上げでしか労働力の価値は高めることはできないと著者は言ってます。

勿論、ただ突っ立ってるだけで日当がもらえるような仕事をしても積み上げにはならないです。
(忍耐力はめっちゃつきそうだけど)

これはただの「消費」になっちゃうので「投資」となるような、

将来の糧になるような、高度な仕事をするために労力を費やすことで価値を高められます。

まとめ(読んだ感想)

最初に読んだのは仕事の休憩中ですが、

当時しばらく読書をしていなかったので読み切れるか不安でした。

実際、めちゃくちゃ面白かったので休憩終わる頃にはこれから仕事に戻るのか、、、と、

テンションガタ落ちしたのを覚えています。

当時の僕の境遇に近いものを感じたので刺さるポイントがかなり多かったです。

しかも机の上にこの本を置きっ放しにしてたので他の社員に見られて、

若干気まずい感じになったのでタイトルも割とパンチありますし、

社内で読むのは結構注意が必要です(笑)

このご時世、仕事への向き合い方を考えるきっかけに絶対なると思いますし、

自分の足元を見つめて、今自分の足元には何があるかって事を考え直すきっかけになりました。

共感できる所が多かったのでよかったらご一読してみてはいかがでしょうか。

それでは今日はこの辺で〜!

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