四則演算とは”足し算”・”引き算”・”掛け算”・割り算”の事です。
見積書・請求書・家計簿…等、計算を必要とする資料や書類は計算ミスなく作りたいですよね。
今回はGoogleスプレッドシートでの四則演算の数式を使って計算をしてみます。
またセル参照と組み合わせると効率よく資料作りが出来ます。
※英数字の入力は半角で行います。
※セル内の単位の表示に関しては【カスタム数値形式】の記事にて解説しております。
足し算
Aさんの食事代をD5セルに算出してみます。
D5セルに「=」と入力しB5セル(昼食代)をクリックするか「B5」記入します。
次に「+」と入力しC5セル(夕食代)をクリックするか「+C5」と記入します。
「+」はShiftキーと上の画像のプラスキーを押す事で入力出来ます。
B5セルにAさんの食事代の合計金額が算出されました。
セル参照させる
D5セルに算出されたAさんの食事代の数式を使ってBさんの食事代を算出してみます。
Bさんの食事代を算出するにはAさんの食事代と同じ様に「=B6+C6」と数式を入れる事で求める事が出来ますが相対参照でD5セルの内容(Aさんの食事代)をD6セルに参照させれば更に簡単です。
Aさんの食事代が表示されているD5セルを選択し赤丸の部分をマウスで合わせるとカーソルが「＋」マークに変わります。そのままBさんの食事代を算出したいD6セルまでドラッグします。
参照元であるD5セルの数式「=B5+C5」が1段下にペーストされ「=B6+C6」に変化します。
D6セルにBさんの食事代が算出されました。
最後にAさんとBさんの食事代をD7セルに算出します。
D7セルに「=D5+D6」と記入するか、SUM関数「=SUM(D5:D6)」を使う事で2人の食事代の合計を算出出来ます。
引き算
1万円の所持金からのAさんとBさんの食事代を払った残金をB10セルに算出してみます。
B10セルに「=」と入力しB9セル(所持金)をクリックするか「B9」記入します。
次に「+」と入力しD7セル(2人の食事代)をクリックするか「+D7」と記入します。
「-」は上の画像のマイナスキーを押す事で入力出来ます。
B10セルに所持金から2人の食事代を引いた金額が算出されました。
掛け算
各おもちゃの税抜価格から数式を使って税込価格を算出します。
標準税率：10%の数値(1.1)をC2セルに記入しております。
C5セルに「=B5」と入力、またはC5セルに「=」と入力しB5セルをクリック。
次に「*C2」と入力、または「*」と入力しC2セルをクリックしEnterキーを押します。
「*」はShiftキーと上の画像のアスタリスクキーを押す事で入力出来ます。
C5セルにラジコンの税込価格が算出されました。
セル参照させる
C5セルに記入された「=B5*C2」の数式をセル参照を使って他のメニューの価格を算出します。
消費税の数値(1.1)が記入されたC2セルは固定したいので絶対参照を使いセル参照させます。
C5セルの数式「=B5*C2」のC2に＄マークを付け、「=B5*$C$2」とします。
この状態でセル参照させるとC2セルは固定、各おもちゃの税抜価格が記入されたセルのみセル番地が移行します。
各おもちゃの税込価格が算出されました。
割り算
各おもちゃの税込価格から数式を使って税抜価格を算出します。
標準税率：10%の数値(1.1)をC2セルに記入しております。
C5セルに「=B5」と入力、またはC3セルに「=」と入力しB5セルをクリック。
次に「/C2」と入力、または「/」と入力しC2セルをクリックしEnterキーを押します。
「/」は上の画像のスラッシュキーを押す事で入力出来ます。
C5セルにラジコンの税抜価格が算出されました。
セル参照させる
C5セルに記入された「=B5/C2」の数式をセル参照を使って他のメニューの価格を算出します。
消費税の数値(1.1)が記入されたC2セルは固定したいので絶対参照を使いセル参照させます。
C5セルの数式「=B5/C2」のC2に＄マークを付け、「=B5/$C$2」とします。
この状態でセル参照させるとC2セルは固定、各おもちゃの税込価格が記入されたセルのみセル番地が移行します。
各おもちゃの税抜価格が算出されました。
まとめ
以上、四則演算の方法を紹介しました。
電卓を使って出た数字をセルに数字を記入していてはどうしても入力ミスが発生してしまう可能性が高いです。更に計算する対象が多いほどミスが多くなります。
また、ミスだけではなく作業時間は短くしたいところです。
今回紹介した記事が皆様の資料作成のお役に立てれば幸いです。
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